人工呼吸器と桜と私と・・・
更新が滞ってしまいました。すみません。
前回の話の続きです。宜しくお願い致します。
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さて、彼女が空を見たいと話しておりましたが
行くのは構わないのですが、もろもろの手続きがまぁ大変!!
看護師長や医師達への根回し、スケジュール調整、
リハ部長の説得と、いろいろな部署を駆けずり回って
説得して、なんとかかんとか数か月を要しました。
なんで一人のためにこんなにやってんのかと思うくらい
日々の業務以外の対応に追われてしまっていました。
(ちょっとした愚痴かもしれませんがw)
結論として彼女は車いすには乗れませんでしたが、
ベッドに人工呼吸器をくくりつけ、10名弱がかりで外に連れ出しました。
その時の彼女の顔はとても笑顔にあふれており
私はいまだに彼女の笑顔が忘れられません。
その時は一面の青空、だったらよかったのですが
曇り空でしたが、近くに咲いている桜の木を見て
言葉なくとも指を指して笑っていました。
その数か月後、彼女は息を引き取りました。
その後、家族様よりうれしいお便りをいただきました。
そのお便りで、僕は泣き崩れて仕事にならなかったのを覚えています。
その内容は、また次回に。